こんにちは、ジロー(@yuruikujiblog)です。
無洗米、使っていますか? 洗っていない米だから汚いんじゃないの? 美味しくないから食べたくない! という方も多いかもしれません。
我が家は無洗米歴1年半ですが、もう精白米には戻れません。それくらいメリットが大きすぎます。特に育児中のご家庭であれば、1分1秒が惜しいはず。圧倒的な時短効率化で驚きます。体感では炊飯までにかかる時間は10分の1になりました。
この記事では、今日から無洗米が使いたくなるような記事を書いています。
- 無洗米を使ったことのない方
- 無洗米に懐疑心をお持ちの方
- 無洗米が美味しくなかったという方
- 無洗米のメリットがわかる!
- 無洗米の水加減など、炊き方がわかる!
- 無洗米のオススメ銘柄がわかる!
本記事の重要度と難易度は以下のとおりです。
- 重要度低い12345高い
- 難易度難しい12345簡単
無洗米とは
無洗米は、とぎ洗いせずに水を加えるだけで炊飯できるように工場で肌ヌカを取り除いたお米です。
無洗米の対義語としては、精白米という言葉が使用されます。玄米からヌカを取り除いた状態が精白米、そして、そこから特殊な技法を用いて、粘着性の高い肌ヌカを取り除いたのが無洗米、というわけです。
洋服でいうと、アウターがヌカ、インナーが肌ヌカといったところですね
ねえ、逆にわかりにくくなってない?
この「特殊な技法」ですが、私は昔から「水で洗ってから乾燥させている」という間違った認識を持っていました。一旦洗ったものを乾燥させるとか、何か嫌じゃないですか。そんな謂れもない理由で勝手に敬遠していたのです。
実際はステンレス製の筒内で高速撹拌することで、ステンレスの壁に肌ヌカがこびりつく、といったイメージだそうです。
今さらですが無洗米を採用しました
そんな敬遠していた無洗米を初めて購入したのは2020年5月末。みーが3歳になって幼稚園のお弁当が始まり、ちーが1歳半となり食べる量も増えてきて(この頃から米ばかりめちゃくちゃ食べる)、段々と米の消費量が増えてきたころです。
この時期といえば、上はイヤイヤ期、下は歩き出したものの分別がつかない、という結構キツかった頃です。やらなくてもいい家事はやらない、時短効率化を考えたときに、ふとネットショップを見てみると精白米も無洗米もあまり値段が変わらないという状況だったので、思い切ってチャレンジしてみました。
その結果、もう精白米には戻れない生活になってしまいました。
どう考えたってメリットが多すぎます。特に育児中で時間に追われている方々には必ず試していただきたいほどにオススメいたします。
ちなみに我が家ではお茶を沸かすのをやめ、浄水ポットで浄水した水を冷水筒に入れています。
我が家で無洗米を炊くときには、
- 内釜に無洗米を入れる
- 冷蔵庫の冷水筒から浄水を注ぐ
- 炊飯器に入れてスイッチオン
の3工程で完了です。めちゃくちゃ楽です。水で研いでいたのが嘘みたいな時短効率化です。
この件についてはわたしもインスタにアップしたので、ぜひご覧ください
無洗米のメリット
無洗米を採用することで驚くほどメリットがありました。
時短効率化
もうこれが最強最大のメリット。前述のとおり圧倒的に早いです。ただでさえ育児中は時間に追われる毎日なので、少しでも時短効率化できる部分があれば積極的に取り入れたいです。
本気を出せば30秒で終わります!
炊飯は毎日、もしくは毎日に近い頻度の作業なので、積み上げると大きなものになります。
家庭で研ぐよりも肌ヌカがキレイに取れる
洗米について、ある言葉によって失敗したことがあります。それは、
大学生のころ、この言葉を頑なに信じて、あまり洗わずに米を炊いて、めちゃくちゃ臭い炊きあがりになってしまったことがあります。
これは、肌ヌカがきれいに洗い落とせていなかったことが原因だと、無洗米に切り替えてから気が付きました。それくらい肌ヌカがきれいに落ちています。やはり企業が機械でやってくれるものは精度が違いますね。
揚げ物でいうと、菜箸を入れて気泡の上がり方を見るより、ちゃんと温度計を使ったほうががわかりやs
やっぱり、逆にわかりにくくなってる……
私のたとえではわかりにくいので、全国無洗米協会のサイトから画像を引用します。左が「無洗米」、右が「洗米後の精白米」です。丸いツブツブが肌ヌカなのですが、無洗米のほうがきれいに落ちていることがわかりますね。
環境保護と排水管劣化を防ぐ
米の研ぎ汁を排水に流すと、環境が悪化する、いや誇大広告、陰謀論だ! 問題はそこではなくてとか水質の富栄養化により赤潮発生の原因となる! とかいろいろと言われていますが、もちろんそういうことも考えていかなければならないのも事実ですが、もっと身近な問題として、自宅の排水溝の劣化につながるのは気になりますよね。
米の研ぎ汁は普通の水に比べて圧倒的に栄養が豊富。ということは、その栄養を求めて排水溝を登ってくる可能性があるのは……容易に想像できますよね。
無洗米は自宅では米の研ぎ汁が出ないので、排水溝が汚れる心配がありません。
栄養価が逃げない
米の栄養には水溶性のものがあります。ビタミンB1やナイアシンが該当します。洗米することで栄養が水に流れ出し、それを捨ててしまうことになります。
ただし、1日の所要量からするとごくわずかなので、そこまで気にしなくても大丈夫ではあります。
個人的には栄養価のために白米を食べている人は少ないかな、と考えています。
手荒れの心配がない
米を研ぐという行為は手で水を扱うので、手の油分や水分を持っていかれます。これが手荒れの原因となります。
私は肌は弱いのですが手荒れには強く、洗い物をしていても特に手が荒れることがないのですが、イチコは肌は強いのですが手荒れに弱く、洗い物もゴム手袋が欠かせません。
それでなくても主婦業は手が荒れる原因が多いので、無洗米に変えることで手荒れの原因をひとつ減らすことができます。
冬に手が冷たくない
寒い季節になると、水を触るのも億劫になりますよね。無洗米は水にノータッチで炊飯ができます。
私がズボラなのでしょうか? もう精白米には戻れません。
誰がやっても美味しく炊ける
前述のとおり、あまり洗わずに炊いてしまうと美味しくありません。美味しく炊けるかどうかの瀬戸際、洗米という作業が省略されているので、水加減さえ間違えなければ極論、誰が炊いても美味しく炊けるのです。
「お父さんの炊いた米は美味しくない」とか言われなくて済みますね。まあ、言われたことはありませんが。
災害時に威力を発揮
洗米せずに炊飯できるということは、万が一の災害時などで水の消費量を節約したい場合には圧倒的に節水となり、とても威力を発揮します。災害用にお米を常備しておくのであれば、無洗米のほうが利便性は高いです。
ちなみに、水道代節約という観点から計算をしてみたのですが、米10kgに対して節約できる水道代金は15円くらいにしかなりませんでした。念のため共有しておきますね。
無洗米のデメリット
精白米よりも若干高い?
確かに表示されている金額は若干高く見えます。目安としては、
くらいの価格帯です。もちろん、米の価格は地域や品質によって変動するのでこの限りではありません。
ですが、単純に割り算して比較するべきではないのです。
無洗米は肌ヌカの部分を削ぎ落とした状態で梱包されています。肌ヌカは白米に対して3%の質量と言われています1)。10kgの精白米に対して、肌ヌカは300g程度ですね。
無洗米はこの肌ヌカを除去して米が入っています。したがって、可食部に関して言えば無洗米のほうが300g程度多くなります。これは計量カップでいうと2合分です。そう考えると大きいですね。無洗米のほうが若干高いのことには変わりありませんが、お得感がありますね。
美味しくない?
「無洗米は美味しくない」という声を耳にします。
私が味オンチなだけでしょうか? まったくそんなことは感じたことがありません。
ただし、気をつけなければいけない点がひとつだけあります。それは、水加減。
同じ量を量り取っても、炊飯スイッチを押す頃には無洗米の方が正味量は多くなります。
「米1合につき、水は米の重量の1.2倍」というのは精白米に対して言えることなのです。内釜に書いてある水量のラインも精白米を基準に書いています。
なので、無洗米を精白米と同じように炊くと、どうしても水の量が足りなくなってしまいます。
「無洗米はまずい」と言われるのは、水の量が足りずに固めに炊きあがってしまう。もっと言うと芯が残ってしまう。ゆえに美味しくないと感じてしまう。ここに原因があるのではないでしょうか。
解決策としては2つ考えられます。
1.無洗米を少なく量り取る
最近は精白米・無洗米兼用の計量カップが数多くあります。100均でも売っています。
こういう感じで精白米と無洗米、それぞれの目盛りを書いてくれています。
すりきり一杯で無洗米を量れる計量カップがほとんどないです。メーカーさん、製作をご検討ください!
あるにはあるのですが、送料が比較的高く設定されているので、強くはオススメしませんが、あると便利です。
2.水の量を増やす
無洗米専用の計量カップが家にない場合は水の量を増やしましょう。
米1合あたり約150gなので、精白米では180ml、無洗米では220ml程度が目安になります。その差は40mlです。
大さじ1が15mlなので、米1合に対して大さじ3弱くらいを追加してください。米5合炊くならば200mlを追加、すなわち1カップ分は余計に入れてください。
銘柄が少ない?
確かに精白米に比べると無洗米は種類が少ないかもしれません。ただ、そのように感じるのはスーパーマーケットで買おうとした時の話ではないでしょうか? インターネット通販を使うと無洗米の種類に圧倒されます。
特に我が家は、エレベーターのない、階段オンリーのマンションの最上階に住んでおり、米10kgを運ぶというのは、かなりの重労働です。特に育児中の皆さんにとっては、お子さんの手を引いて、ベビーカーを押して、抱っこ紐つけて、米を買いに行って運ぶというのは信じられない重労働です。
この記事をここまで読んでくださったのであれば、これを機にネット通販で無洗米を買うことを強く推奨します。
おすすめの無洗米銘柄については後ほどご紹介いたします。
米の研ぎ汁がたけのこのアク抜きに使えない?
もう、出来上がったお惣菜を買ってください……と言ってしまうと元も子もないのですが、水1リットルに対し小さじ1程度の重曹を入れてみてください。 あく抜きにも使えますし、茹で上がりを柔らかく出来上がります。
ただし、入れすぎると重曹の匂いが若干残ってしまうので使う量には注意してください。
また最近は、スーパーでたけのこを購入する際に袋入りのヌカが付いているところも多いです。そういうスーパーを利用するのもひとつの手ですね。
オススメの無洗米銘柄
前述のとおり、無洗米を買うのは圧倒的にネット通販がおすすめです。ここでは我が家では実際に使っている無洗米をはじめ、おすすめの銘柄をピックアップしていきます。
無洗米の選び方
結婚以来いろいろなお米を試してきましたが、それほど味にうるさくない私であっても「これは食べられないな」と思うようなお米にも出会ってきました。そんな経験をもとに試行錯誤した結果ようやくわかった失敗しない方法がひとつだけあります。それは
です。
ブレンド米は金額も安くお得感はあるのですが、当たり外れが大きく「前回は美味しかったのに今回はあまり美味しくない」といったケースが後を絶ちませんでした。
私が米選びにおいて唯一優先する事項がこの「単一銘柄のお米を選ぶこと」です。
このことを念頭において、以下の中から選んでください。
なすひかり
我が家では特別は理由がない限り、この無洗米を購入しています。
「なすひかり」は「コシヒカリ」と「愛知87号」を配合した栃木県オリジナルのお米です。そして「愛知87号」は「コシヒカリ」と「ミネアサヒ」を配合して生まれています。なので、「なすひかり」の4分の3は「コシヒカリ」なんですね。
そういう意味で、日本で一番有名な「コシヒカリ」にとても近い品種なのですが、それが比較的安価に購入することができるのがこの商品なのです。
この商品は Amazon 限定での販売となっています。Amazon では「定期おトク便」という配送頻度を選んで自動的に送ってくれるサービスをやっており、15%オフで購入することが可能です。
15%オフにした金額は、10kgで3,828円(2021年10月現在)と、単一銘柄にしては比較的安価で買い物することができます。
あきたこまち
「あきたこまち」は、その名の通り秋田県特産のお米です。「コシヒカリ」と並んで有名なブランド米ですね。
「コシヒカリ」ほどもっちりとしておらず、しっかりとした粒感があり、どんな料理にも合わせることができるオールマイティーさが特長です。
牛丼チェーン店の松屋では、この「あきたこまち」を100%使用していることをウリにしていますね。
ちなみに、秋田市に出張で訪問した際に、「朝食:炊きたてのあきたこまちを食べ放題」みたいなホテルに泊まったことがあるのですが、そのときに食べたご飯は、今でも忘れられない美味しさでした。昼食を食べられないくらい食べましたね。
コシヒカリ
ブランド米の王様「コシヒカリ」です。作付面積もずーっと第一位です。
甘みともっちりとした粘り、噛むほどに感じる強い旨味と、お米本来の美味しさを味わうのに最適な銘柄です。炊きたてをお漬物で、みたいな食べ方には最も適している銘柄と言えます。
コシヒカリも、新潟市への出張のときにランチで「魚沼産コシヒカリ」をいただきましたが、旨味がすごかったです。おかずがいらない、米だけでバクバクいけました。米どころというのは凄まじいなと感じました。
はえぬき
山形県産で有名な「はえぬき」は、もっちりしている割にあっさりとした淡白な食味で、冷めても美味しいのでお弁当やおにぎりに重宝される品種です。セブン-イレブンのおにぎりにははえぬきが使われているのは有名ですね。
最近では、回転寿司チェーンのかっぱ寿司が「本気シャリ」と題して、すべてのシャリを山形県産の「はえぬき」に変更したと話題になりました。
ななつぼし
近年米どころとして名乗りを挙げてきた北海道では、この「ななつぼし」の人気が高いです。道内の作付面積はNo.1ですね。
特に最近ではマツコ・デラックスさんのCMでも話題になりました。
しっかりとした甘みと比較的柔らかめの炊きあがり。バランスのいい品種と言えます。
つや姫
「つや姫」は2009年に命名された、比較的新しい品種です。新しい品種ということもあり、生産県である山形県が3年間かけたブランド化戦略を立てて、県全体としてバックアップをおこなうなど、その展開方法には注目が集まりました。山形県のJリーグチーム、モンテディオ山形のユニフォームにも大きく掲載されているので、その品種名を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
もっちりとした中にしっかりとした歯ごたえがあり、その名の通りツヤがしっかりとある、まさに「白ごはん好きのためのお米」といった印象です。
ゆめぴりか
北海道にて、前述した「ななつぼし」の次に作付面積が大きい品種がこの「ゆめぴりか」です。「つや姫」と同じく2009年から市販が開始された新しい品種ですが、同年の市販品は数週間で品切してしまうほどの人気ぶりでした。
北海道ではその土地柄、耐冷性を重視した品種の栽培が進んでいましたが、平均気温の上昇を受けて、耐冷性と引き換えに食味と収穫量を向上させるべく誕生した品種です。
圧倒的に濃い甘みともっちりとした粘りを持つ食感は「北海道米の技術の粋」とまで言われています。
お米屋さんから聞いた話
硬めが好き、柔らかめが好き、と好みが分かれると思いますが、炊きあがりの硬さを炊飯のときの水分量でコントロールしようとすると失敗します。芯が残ったり、お粥になったりしてしまいます。
では、どうすればいいのか? 炊きあがりの硬さは品種によって違うので、「好みの硬さの品種を選ぶこと」が一番の答えになります。
上記に挙げたいろいろなお米を食べてみて、皆さんのお好みの品種を探してみてください。
余談
「無洗米」という名称についてしばしば論議されます。「洗っていない米という印象を持ってしまう」「既洗米」のほうがいいのではないか、という話ですね。
無洗米は、洗っているわけではなく研いでいるので、既洗米とすると「既に洗ったお米」と、いらぬ誤解がついて回りそうですね。
英語では「pre-washed rice」(前もって洗ってある米)、「wash-free rice」(洗わなくてもいい米)、中国語では「免洗米」と言われるそうです。こちらのほうが、なんとなく直感的にわかりやすいような気がしますね。
まとめ
今回は無洗米の大きなメリットと少しのデメリットをご紹介しました。
- 無洗米は手軽さでメリットがたくさん!
- 美味しくないのは水加減の可能性大!
- 米は重いのでネット通販を利用しよう!
炊飯は頻度の高い家事なので、積み重ねることによる時短効果はとても大きいです。我が家では無洗米に変更してから、炊飯作業が圧倒的にラクになりました。本当にオススメします。
無洗米に対して懐疑的である方であっても、まずは5kg、いや3kgだけでもいいので購入して、その手軽さを実感してみてください。懐疑的な思いから脱却した私が言うのだから間違いないです。
無洗米が、あなたの毎日の生活を少しでも効率化できることを祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジロー(@yuruikujiblog)でした。それでは、また次の記事でお目にかかりましょう!
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