こんにちは、ジロー(@yuruikujiblog)です。
子どもが部屋の開き戸(特にヒンジ・蝶番側)に指をはさんでヒヤッとした経験はありませんか?
実は、 うちの4歳と2歳の姉妹も、一週間のうちに立て続けに挟んでしまいました。幸い大きな怪我には発展しませんでしたが、ヒヤリハット事例ということで見過ごすわけにはいかなくなりました。
実際にドアに指を挟むことを防止する目的で作られた商品も数多くあります。ですが、形状を見ると自分で作るのではないかと思い、今回自作することにしました。
この記事では、自作の「指挟み防止ストッパー」を作る方法をご紹介します。
この記事を読むと、 どこでも手に入れられるものでしっかりとした「指挟み防止ストッパー」を作れます。
結論を言ってしまうと、主に必要なものは、クリアファイルと両面テープのみです。怪我をして取り返しのつかない事になってしまう前に、是非対策をしましょう。
- 2歳から4歳のお子さんを持つすべてのご家庭!
- 引き戸ではなく、開き戸のあるすべてのご家庭!
- 子どものドア指挟みでヒヤッとした経験がある方!
- 指挟み防止ストッパーが自作できる!
- 写真が豊富でスムーズに自作できる!
- 市販の子どもの指挟み防止専用グッズまでわかる!
本記事の重要度と難易度は以下のとおりです。
- 重要度低い12345高い
- 難易度難しい12345簡単
「ドアの安全性に関する調査報告書」を読み解く
東京都生活文化局消費生活部が発表した「平成28年度調査 ドアの安全性に関する調査報告書」によると、平成23年から27年の5年間で、ドアに指を挟んで932人の子どもが救急搬送され、45人の子どもが指を切断しています。
それにもかかわらず、 指挟み防止対策については
と、何も低い結果に終わっています。
そして、挟まれによる危害危険経験は「2歳」が25.2%と最も多く、「3歳」が22.1%、「4歳」が15.3%と続き、約6割は、「2歳」から「4歳」での経験だそうです。
ドアの場所は
と、実に9割以上が自宅で経験しています。
そして、その80.3%が「開き戸」、半数以上が「ヒンジ・蝶番側(柱に固定された側)」とのことです。
ドアの安全性に関する調査報告書 – 東京都
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/anzen/test/documents/door_houkokusho.pdf
簡単にまとめると
ということです。
実際に我が家でも2歳と4歳の姉妹が揃って指を挟んでしまいました。例に漏れず「自宅の開き戸のヒンジ蝶番側」です。
2回とも、一人が蝶番側に指を置いており、もう一人がよく確認せずにドアを閉めた、という状況でした。あの蝶番側の部分、手を掛けて持ちやすいんですよね。
実際に挟んだ瞬間を見てしまいましたが、私自身が顔面蒼白でした。
というわけで、重点的に対策を施さなければならない部分は、 開き戸の蝶番側です。
実際に作ってみます
- Step 1材料は以下の通りです
- Step 2開き戸の戸当たりの幅を確認します。
- Step 3A4クリアファイルを用意します。
- Step 4クリアファイルの長辺で半分になるようにカッターで切ります。
- Step 5クリアファイルは形状が「L字」に綴じられています。この短辺の方(縦に使う場合底辺となる部分)の閉じられている少し内側をカットします。
- Step 6これでこのような形のクリアファイルが2つできあがりました。
- Step 7長辺の一番外側の部分に両面テープを貼り付けます。戸当たりの幅よりも若干小さい幅で貼ります。
- Step 8糊付けた方が内側、まだテープを剥がしていない方が外側にくるように折ります。
- Step 9ハサミの取っ手などで形をつけるようにしごいていくのも効果的です。目指す角度は90度でコの字になる程度です。
- Step 10このような形のものを作ります。
- Step 11開き戸の戸渡りの部分と動く扉の最も内側の部分に、それぞれ両面テープを貼り付けていきます。
お子さまの年齢に合わせて手の届く範囲はつなげてカバーするようにしてください。
- Step 12同様の作業を、開き戸の外側にも施して完了となります。
賃貸などの場合、直接両面テープを貼り付けると、粘着面が取れづらくなってしまう可能性があるので、養生テープなどを活用するのもいいと思います。ただし、そのぶん粘着力が弱くなってしまうので注意が必要です。 - Step 13一般的に開き戸は90度までしか開きませんが、まれにそれ以上開くドアもあります。その場合、横幅がもう少し必要となりますので、適宜調整してください。
ちなみに、我が家では約180度開くドアがありますが、約3cm横幅を余計に取り、問題なく使っています。
戸先側は100均の商品でカバー
吊元側は、上記の方法でカバーできると思います。
戸先側は、専用の商品が100均にも販売しているので、そういったものを使うのがリーズナブルかと思います。
我が家では100円ショップ・セリアにて下記の商品を購入しました。
自作するのはちょっと……の方は市販の商品も
自作するだけの時間がないという方は、 それ専用に作られた商品もあります。参考になれば幸いです。
賃貸物件にお住まいの方はこちら!
賃貸住宅で、糊残りが気になる方には、剥がしやすい「賃貸用」を取り扱う「はさマンモス」という商品がおすすめです。
実際に設置してみて
設置して半月ほどが経ちますが、今のところ全く問題なく生活しています。故意に指を入れようと思っても入りません。それぐらいしっかりとガードされています。 とても安心して見ていられます。
長期的なレビューをするにはそれなりの時間の経過が必要です。改めてご報告させていただければと思います。
まとめ
今回はクリアファイルと両面テープを使った「指挟み防止ストッパー」を自作する方法をお伝えいたしました。
- 子どものドア指挟みは2歳から4歳が6割以上!
- 指挟み防止ストッパーはクリアファイルと両面テープで自作できる!
- 専用に作られた市販グッズもあるので、必ず対策しよう!
現状、日本の住宅は引き戸よりも開き戸の方が多い印象を持っています。親と言えど100%目を届かせることは無理です。無理なのであれば、怪我をしない仕組み作りが大切です。手作りにこだわる必要はありません。痛ましい事故になってしまう前に、この記事を読んだ今日このタイミングで対策を始めてください。
皆さまの住まいが、お子さまにとってもご両親にとっても、安心して暮らせる場所であってほしいと願います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジロー(@yuruikujiblog)でした。それでは、また次の記事でお目にかかりましょう!
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